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鳥取カフェ戦争 [日記]

スターバックスのドリップコーヒー5月、ついにスターバックス コーヒーが国内都道府県で唯一出店していなかった鳥取県に上陸した。それを迎え撃ったかたちとなったのが、地場コーヒーショップのすなば珈琲。鳥取駅を挟んで北口にすなば、南口にスタバと向かい合うかたちとなり、熱い火花を散らしている。

そんなスタバ出店から約4カ月、なんと他の店も巻き込み大きな「鳥取カフェ戦争」が繰り広げられようとしている――。

「スタバがオープンした初日にはなんと、約1000人の行列ができたそうです。それを見て焦ったのはすなば、安売りチケットなどをばらまいて必死に呼び込みをかけていました」(鳥取県民)

8月に双方の店舗を訪れてみた。ちょうど、お盆休み中ということもあり家族連れが多く訪れ、アミューズメント化の様相を呈していた。勝負に関しては、どちらもいまだに行列ができており、五分五分の戦いといったところだろうか。

すなばは、鳥取で居酒屋チェーンを展開しているぎんりんグループが運営するコーヒーチェーン。鳥取市内で現在、3店舗が営業中である。地元住民に話を聞くと、「行ったことありません。コーヒーも普通のようですし、観光客相手でしょう」と、地場チェーンであるにもかかわらず、以外にも地元での定着度はイマイチなのであろうか。

すなばは、鳥取県の平井伸治知事の「スタバはないけど、日本一のスナバがある」発言を受けて、ぎんりんグループがオープンしたという。残念ながら、筆者が訪問した感想としては、やはりスタバと比べると接客サービスの見劣り度は否めない。最近では、ハラルフードを提供し礼拝室を完備したムスリム専用の店をオープンしたりと、集客に力を入れているようだ。

スタバ、早くも鳥取2号店

そんなすなばに対し、スタバは今年12月に鳥取第二の都市である米子市に出店することが明らかとなったが、これに恐れをなしているのが、米子市を中心に鳥取市や島根県松江市に展開しているLA BAR(ラバール)だ。同チェーンは、すなばより山陰に根付いているまさに地場チェーンといえる。

地元の注目を集めているのが、米子市のスタバ出店地は、なんとそのラバール錦町店の目の前であり、かつ書店内店舗というまったく同じ店舗型コーヒーショップという点だ。スタバはビデオレンタルのTSUTAYA店内、ラバールは地場書店の今井書店内に店舗を構え、両陣営の戦いの火蓋が切られることになる。

今秋には鳥取市にオーストラリア資本のドライブスルー型コーヒーチェーン、Muzz Buzz Japanもオープン予定で、都道府県内でもっとも人口が少ない鳥取県(2015年4月時点)ゆえに早くも供給過剰の懸念も指摘されている。

そもそも鳥取県は昔ながらの喫茶店が多く、その影響でスタバの出店も最後になったといわれているほど、喫茶店文化が深く根付いているのだ。その理由を鳥取県民は笑ってこう答える。

「鳥取って、本当に何もすることないんですよ。だから、みんなおしゃべりが唯一の楽しみなんです。そのため、コーヒー文化として定着したんですよ」

スタバ登場によって、にわかに勃発した鳥取カフェ戦争。しばらくは地元県民に話題を提供してくれそうですね
タグ:スタバ 鳥取

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