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斎藤工 [芸能]

最近、ネットでは斎藤工(37)の“神対応”が話題になっている。6月11日、シンガポール観光大使を務める彼が、都内で開催された「シンガポール・フーディーズ」に参加。同国の魅力を語ったばかりでなく、「全員に食べて欲しい」と自ら報道陣に料理を運んできたというのだ。実はその3日後、六本木で行われた、とある番組のパーティーでも

 6月14日、六本木駅からほど近いイタリアンの店には、芸能人やテレビ局関係者など100名近くが集まった。パーティーの発起人はヒデちゃんこと中山秀征(51)。彼がMCを務めた夕方の情報・バラエティ「ラジかる!!」(日本テレビ:2005年10月~06年3月)、これに続く朝の情報・バラエティ「ラジかるッ」(同:06年4月~09年3月)の卒業10周年の同窓会である。

 参加者の一人が言う。

「同窓会と同時に、ヒデちゃんと一緒にMCを務めた賀集利樹(40)が4月に結婚したこと、そして宮崎宣子アナ(39)が独立したこと、そして当時のプロデューサーが還暦を迎えたことも一緒に祝っちゃえというパーティーでした。番組が終了して10年も経つのに、こんなに集まるとは思いませんでしたよ」

 そこには、元フジテレビアナのチノパンこと千野志麻アナ(41)も現れたという。

「彼女が13年に死亡事故を起こして全ての番組を降板して以来、こうした場所に出席したのは初めてかもしれません。彼女にとって『ラジかるッ』は、フジを退社してから初の他局レギュラー番組でしたから、思い入れもあるんでしょうね。そろそろ現場復帰もしたいでしょうし、スタッフに挨拶して回っていましたよ」

 そして、斎藤工が現れたのである。

「ひょっとしたら来てくれるかも、と言う人はいました。ですが、まさかホントに来るとはね。もう女性陣は大騒ぎでした」

 それはそうだろう、今や飛ぶトリを落とす勢いの工クンである。

「ファンの間では有名な話ですが、彼はまだ売れる前、夕方『ラジかる!!』のレギュラーでした。といっても、オーディションで選ばれた番組マスコット的なイケメン5人組“ラジかる5”のうちの一人で、視聴者から番組に届いたお便りを読み上げるという役目でした。そして番組が朝に変わった『ラジかるッ』では、旧“ラジかる5”からは唯一、継続して出演することになったのが彼です。やっぱり華がありましたし、真面目でしたからね」(同)

 朝の「ラジかるッ」で生き残ったのはいいが、そこで任されたのが金曜日の新コーナー「レッド&たくみの誘われて人妻温泉」という企画だった。お笑いコンビTIMのレッド吉田(53)と共に、悩みを抱える人妻を、温泉とイケメンでもてなし癒やす……、朝っぱらから放送する? なんて声もあった企画だった。

「人妻と混浴までして、頑張っていましたけど、彼にとっても“黒歴史”かもしれません。だから、来ないかもしれないと思っていた人が多かったと思います。そこへやって来て、『私が今あるのは“人妻温泉”のおかげです』とスピーチまでしてくれたんですよ」(同)

 当時は、もちろん悩みもあったらしい。本人曰く、

「俳優を目指すはずが、情報生番組の人妻と混浴温泉リポートだけで、ちょっと腐っていました。その時、救ってくれたのが毎回、現場から自家用車で送ってくれたレッド吉田さんの言葉でした。『君はこれで終わる人間じゃない。きっとこの経験が生きるから、腐らず頑張れ!』、この言葉で、僕は今までやってこられました」

「スピーチを聞いて、感涙にむせんでいる人も少なくなかった。これこそ神対応でしたよ」(参加者)

 会場では、“ラジかる5”の一人として、斎藤が手紙を読み上げていた時代のVTRも流されて、盛り上がったという。義理堅き男。

週刊新潮WEB取材班

2019年6月22日 掲載
タグ:斎藤工

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