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CD踏みつけ動画 [日記]
秋葉原駅前で路上ライブをしていた女性からCDを購入し、本人の目の前で踏みつける動画が拡散し炎上した件
動画を投稿した男性は、「ビビット」(TBS系=22日放送)のインタビューに答え、「路上ライブを許可なしでやっている方をやめさせたい。僕の中での正義感で動いている感じ」「女性はテレビに名前が出て有名になって、最終的には還元されている」として、謝罪の意思はないと回答。無許可で路上ライブを行い、警察の注意を聞き入れなかった場合、「道路交通法違反」に問われるケースもあるそうだが、あまりに心ないそのやり方に出演者はドン引き。
男性は自身は許可を取って路上ライブの活動をしていると言うが、ツイッター上に他の“路上ライブ潰し”の動画を多数アップしており、ミュージシャンの間では有名だったようだ。一方、「売名行為」を疑われたこの女性は、男性側とは一切関係はないという。CDを踏みつけられた当事者で、ミュージシャンの小出美里さん(29)を直撃した。
■首都圏に1000人は存在
「(禁止エリアで)路上ライブをしていたことでご迷惑をかけてしまったことは申し訳ないと思います。ただ、CDを踏みつけられてしまったことは、ただただ悲しい気持ちです……」
小出さんは2年ほど前からほぼ毎日、都内の主要各駅で路上ライブを続けてきた。8年続けたユニットを解消し、やっとの思いで制作までこぎつけた初ソロCDだった。
この手のトラブルはよくあることなのか。
「歌っている途中に話しかけられたりすることはありますが、本当に怖い思いをしたことはありません。ショバ代? そういうのを払えと言われたこともありません」(小出さん)
一度怖い体験をしたことがあると話すのは、2年ほど前から都内の駅前で演奏しているジャズユニット「寿司ドミナント」のTaichiさん(20)だ。
「よく分からないヤバい人がいきなりピアノ担当にタックルしてきて倒されたことがあります。機材が壊れたけど、その人はそのまま走って行っちゃった。僕たちは男性3人組なんでトラブルは少ないですが酔っぱらいに絡まれてる女性ソロシンガーはよく目にします」
路上ライブに詳しい音楽関係者はこう話す。
「いわゆる“路上ミュージシャン”は首都圏で1000人くらいはいると思います。アンデス民謡から、ボイスパーカッションまでいろいろです。ギターの弾き語りやバンドだけでなく、最近はダンスグループやカラオケで歌っているソロシンガーも多いですね」
■“ショバ代”より怖いのは警察
しかしながら、路上で歌うことの制約は大きいのが現実だ。
「(昔と違って)今は地回りのヤクザにショバ代を払わされたという話は聞きませんが、警察に注意されたら即ストップですね。以前は新宿でやってる人が多かったようですが、警官の忠告を無視したあるバンドが逮捕された騒ぎがあって以来、少し減っているようです。秋葉原、渋谷、池袋、上野、所沢、川崎、横浜と大きな駅ならどこにでもいるようですが、いい場所の取り合いになったりすることも多いようです。『道路使用許可』は、現実的にほとんどの人が取ってないでしょうね。柏駅前とか井の頭公園とか、許可制になっているところもありますが、人通りが少なかったりして不評です。彼らもCDを販売したり、チップをもらったり、それなりに観客がいないと合わないでしょうから」(前出の関係者)
多いときで100人以上のギャラリーが集まり、路上としては“売れっ子”のTaichiさん(前出)もアルバイトで生計を立てている。
「19時くらいから終電くらいまで4~5時間は演奏しますけど、稼ぎは日によってマチマチです。多いときで3人で居酒屋でたっぷりお酒が飲めるくらい、数万円くらいでしょうか……」
「ゆず」や「いきものがかり」など、ストリート出身のアーティストが活躍する一方、公共の場での演奏を快く思わない人がいるのもまた事実。夢を追うのもラクじゃない。
動画を投稿した男性は、「ビビット」(TBS系=22日放送)のインタビューに答え、「路上ライブを許可なしでやっている方をやめさせたい。僕の中での正義感で動いている感じ」「女性はテレビに名前が出て有名になって、最終的には還元されている」として、謝罪の意思はないと回答。無許可で路上ライブを行い、警察の注意を聞き入れなかった場合、「道路交通法違反」に問われるケースもあるそうだが、あまりに心ないそのやり方に出演者はドン引き。
男性は自身は許可を取って路上ライブの活動をしていると言うが、ツイッター上に他の“路上ライブ潰し”の動画を多数アップしており、ミュージシャンの間では有名だったようだ。一方、「売名行為」を疑われたこの女性は、男性側とは一切関係はないという。CDを踏みつけられた当事者で、ミュージシャンの小出美里さん(29)を直撃した。
■首都圏に1000人は存在
「(禁止エリアで)路上ライブをしていたことでご迷惑をかけてしまったことは申し訳ないと思います。ただ、CDを踏みつけられてしまったことは、ただただ悲しい気持ちです……」
小出さんは2年ほど前からほぼ毎日、都内の主要各駅で路上ライブを続けてきた。8年続けたユニットを解消し、やっとの思いで制作までこぎつけた初ソロCDだった。
この手のトラブルはよくあることなのか。
「歌っている途中に話しかけられたりすることはありますが、本当に怖い思いをしたことはありません。ショバ代? そういうのを払えと言われたこともありません」(小出さん)
一度怖い体験をしたことがあると話すのは、2年ほど前から都内の駅前で演奏しているジャズユニット「寿司ドミナント」のTaichiさん(20)だ。
「よく分からないヤバい人がいきなりピアノ担当にタックルしてきて倒されたことがあります。機材が壊れたけど、その人はそのまま走って行っちゃった。僕たちは男性3人組なんでトラブルは少ないですが酔っぱらいに絡まれてる女性ソロシンガーはよく目にします」
路上ライブに詳しい音楽関係者はこう話す。
「いわゆる“路上ミュージシャン”は首都圏で1000人くらいはいると思います。アンデス民謡から、ボイスパーカッションまでいろいろです。ギターの弾き語りやバンドだけでなく、最近はダンスグループやカラオケで歌っているソロシンガーも多いですね」
■“ショバ代”より怖いのは警察
しかしながら、路上で歌うことの制約は大きいのが現実だ。
「(昔と違って)今は地回りのヤクザにショバ代を払わされたという話は聞きませんが、警察に注意されたら即ストップですね。以前は新宿でやってる人が多かったようですが、警官の忠告を無視したあるバンドが逮捕された騒ぎがあって以来、少し減っているようです。秋葉原、渋谷、池袋、上野、所沢、川崎、横浜と大きな駅ならどこにでもいるようですが、いい場所の取り合いになったりすることも多いようです。『道路使用許可』は、現実的にほとんどの人が取ってないでしょうね。柏駅前とか井の頭公園とか、許可制になっているところもありますが、人通りが少なかったりして不評です。彼らもCDを販売したり、チップをもらったり、それなりに観客がいないと合わないでしょうから」(前出の関係者)
多いときで100人以上のギャラリーが集まり、路上としては“売れっ子”のTaichiさん(前出)もアルバイトで生計を立てている。
「19時くらいから終電くらいまで4~5時間は演奏しますけど、稼ぎは日によってマチマチです。多いときで3人で居酒屋でたっぷりお酒が飲めるくらい、数万円くらいでしょうか……」
「ゆず」や「いきものがかり」など、ストリート出身のアーティストが活躍する一方、公共の場での演奏を快く思わない人がいるのもまた事実。夢を追うのもラクじゃない。
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